最初は実はネットで結納を売ろうとは、考えていなかったんです。というか売れるとは思っていなか
ったと言ったほうが正しいかな。決してうぬぼれるわけではありませんが自分自身のデザインする
結納には自信がありましたので、お店にさえ来ていただければ、売れる、売れるに違いない!と
信じていました。だから、そのための手段として、インターネットを広告宣伝にしようと考えたんです
でも当時インターネットをしている人といえば専門職の方か言い方悪いですがオタッキーな方が大
半で、インターネットやってるなんて言うと、「Hばっかり見て」と、ろくなこと言われなかったりして、
非常にマイナーで肩身の狭い存在だったんです。ヤフーなんかで「結納」と検索しても15〜16件位
しか出てこなかったように記憶してます。いまだと何万件と出てきますけどね・・・今になって冷静
に考えれば分かることなんですがそんな絶対数の少ないものが、広告宣伝になるわけがないです
よね(^_^;)。当然結納なんて売れるはずもなかったです。
多分どこの家でもそうだと思うんですが、親父と息子って言うのは妙にライバル心剥き出しにして、
お互い牽制し合ってるってとこありますよね。うちも例外ではなく全くそのとおりだったんです。
売上もないまま、ただ毎日パソコンの前に座り込んでいる私を見て、親父は遊んでいるとしか思え
なかったんでしょうね、まあだれが見てもそう思った事と思います。
たまりかねた親父に、「毎日いらん電気代使こて、何をそんなものの前に座り込んでるんや!」と
言われましたが、ただじっと我慢して「いつか見とれよ」と心の中で誓うのみしか、その時の私には
出来ませんでした。
↑上へ戻る
|