一般には床の間の前の畳の上に毛氈(布)を敷きその上に置きます。
スペースの関係上あまり場所を取らずに飾りたいという場合は床の間の上でもOKです。
しかし図でも分かるように床の間の上は生け花などが生けてある場合が多いのでやはり畳の上に毛氈を敷いてというのがベター
上座・下座とは・・・
入り口から遠いほうが上座
入り口に近いほうが下座 |
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同時交換の場合は、それぞれ自分たちの座る側に差し上げるべき飾りを置きます。配置については上の説明と同様に、床の間の前に毛氈を敷きその上に飾ります。
結納が終わってから結納返し用の飾りを飾り付けするのではなく、最初から二つとも並べておきます。結納と結納返しの結納式は、途中で途切れることなく続けてとり行います。 |
いかかがでしたか?どこに飾るのか分かりましたか?
これで相手様のお家で、右側に床の間があっても慌てませんよね(笑)
これ以外にも様々な条件のお部屋があるかと思いますが基本は同じですよ。
でもご不明な点等 ありましたら、ご遠慮なくお尋ね下さい。
"どこに飾るのか?"に関してよくある質問
【男性の場合】
Q:結納飾りは誰がセッティングするの?
仲人がある場合は仲人がするのが一般的ですが、ない場合は、男性側が全員で飾り付けします。決して女性側がするということは無いです。(但し同時交換の場合は双方で)また会場の係りの者がするということもないと思います。
Q:縁側がある場合、玄関ではなく縁から上がると聞きましたが・・・
相手様のお宅に”縁側”がある場合、そこから上がらせていただく場合があります。もちろん結納飾りもそこからです。縁側の"縁"はご縁の縁にも通じるところから家の中では大変重要な場所です。ただ地方によって、またそれぞれのお家によって考え方がまちまちですので相手様に「結納飾りはどちらから入れさせていただきましょうか?」と聞いて頂くと良いかもしれませんね。
Q:女性宅に着いたら何もしゃべらず、勝手に上がる・・とは本当ですか?
この考え方は「慶事を邪魔する鬼に気付かれぬように沈黙を持って入り、用意万端整った後、祝いの儀式を始める。」という日本の古来からの考え方に基づいていますが、仲人なしでされる方が8割以上とも言われる現代・・玄関先ではごく一般的なご挨拶をしてお上がりいただけばよろしいかと思います。
Q:相手方に和室がないのですが・・もちろん床の間もないのですが・・
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和室ではなく洋室の場合、当然床の間がありません。
そんな場合でも決して慌てないで!基本的にできるだけ
上座(入り口から遠いほう)に飾り付けするようにすれば
OK。例えば写真の洋室の場合で考えて見ましょう
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一番良いのは(A)の位置、部屋の一番上座の飾り棚やサイドボードの上。
二番目に良いのは(B)の位置、手前の白いテーブルの上。テーブルの上に置く場合、手前ではなくできるだけ奥のほうに置くほうが良い。 |
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何が何でも上座に?
いえ決してそんなことはありません。例えば「上座の場所に直射日光が当たる」「冷暖房の噴出し口が直接当たる」等々いろんな条件や状況で上下逆に・・と、臨機応変に対応していただけばOKです。 |
【女性の場合】
Q:男性側が飾り付けしている間、女性側はどこに居ればいいですか?
多分男性側は飾り付けの虎の巻やカンニングペーパーなどを見ながら飾り付けされると思いますので、女性側が見ていると男性側としては冷や汗物で飾りにくいと思います。
右の写真のように、ひと声けかて、席をはずすのが礼儀。 男性側から声がかかるまで、別室にてしばらくお待ちします。
この間、結納式後のお茶出しの準備などをしておきます。 |
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Q:床の間に生け花を生けてはいけないのですか?
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もちろん床の間に生けていただいてOKです。
一般的に華道では、床の間がある建築様式では生け花は床の間に生けるとされています。これは正面から見て最も美しく見えるように生ける・・まさに美意識の表現方法。 |
また生け花を生けるというのは 単に見かけ上カッコが良い悪いではなくおもてなしの心の表現方法でもあるのです。であるならばより丁寧な方法で正しい場所に生けるべきなのです。相手様に失礼が合ってはならない大切なご結納ならばなおさら・・・
★最近は床の間のないお家や斬新な考え方の流派もありますので状況に応じて判断して下さい
★一番良いのは(A)の位置ですが、事情により無理な場合(B)のような違い棚の上や、また場合によっては玄関などでもOK
Q:ご仏壇がある場合、開けておいたほうがいいですか?
ご自宅でご仏壇がある場合、男性側がお参りされる場合がありますので、開けておいてください。ご先祖様へのご報告という意味でも開けておいてください。
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