掛袱紗(かけふくさ)とは結納やお祝いを持参する時に広蓋・切手盆・万寿盆に掛けて使用する、四隅に房の付いた袱紗の事。生地の種類は「染め抜き」と「綴れ織り」があります。染め抜きの袱紗は、その柔らかな風合いが魅力「染」のものは真っ白な白生地の状態から色を染め抜いてオーダーメイドで作ります。
あなた色に染まります |
元々はお嫁入りの際に袱紗や風呂敷に家紋を入れ染めて持たせた事から始まった言葉。切手盆はあるから袱紗だけの単品でほしい。もちろん掛ふくさ単品でもご購入が可能です。
掛袱紗は大きく分けて 「染め」と「織り」の2種類。「織り」は着物の帯と同じ製法で織込んで作ります。手触りは硬くてしっかりしています。一方「染め」の袱紗は塩瀬(しおぜ)という正絹の白生地を染抜いて作ります。
塩瀬の掛袱紗(家紋入り)は 心地よい柔らな手触りがあり"手になじむ”感じがします。まさに“ナチュラルフィット”日常使う上で“手になじむ”感覚はとても重要なポイント。 しっとりとした柔らかさを持つ「染め」の掛袱紗。使い込むほど手になじむ染の掛袱紗の魅力をぜひ一度ご体感ください。定番アイテム「古代紫」
menu > 掛袱紗(染)家紋入り「古代紫」はいわゆる一般的な紫色のこと。 紫の掛袱紗は法事でお布施を渡す際にも使える。写真の掛ふくさの家紋は"丸に下がり藤"これは定紋にある家紋ですが紫などの色をご希望の場合、別誂となります。
■掛袱紗(塩瀬)別誂6号「古代紫」重目
■掛袱紗(塩瀬)定紋6号「鉄紺」並
※並生地で別誂の場合は
※6号(20×22cm)
一口に紫といっても
左は一般的な紫よりも赤みを帯びた「赤紫」 右はかなり濃く黒みがかった「黒古代紫」 の掛袱紗 |
華のある色合い「朱」
menu > 掛袱紗(染)家紋入り「朱」の掛袱紗は赤ともエンジとも微妙に違う、まるで紅を指したような初々しい明るさがあります。お嫁入されるお嬢様に朱の掛袱紗は外せないお色
掛袱紗と風呂敷をお揃いの家紋と色で
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同サイズの掛袱紗、朱と紫の色違い
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結納の袱紗の色は「鉄紺」
menu > 掛袱紗(染)家紋入り永遠の定番色「鉄紺」の掛袱紗。清々しさと格式の両方を兼ね備えたふくさ。初めて掛袱紗を家紋入りで作られるのに最も適したお色と言えます。※重目は亀房、並生地はストレートな平房。
結納で使う
特に最近では顔合わせで「支度金や結納金を持参する」際に失礼のない丁寧な方法として切手盆セットを使用することが多いですが、結納など家としての大切な用事ならば「鉄紺」の袱紗をお勧めします。お支度金としてお渡しの場合も同様です。
例え結納金だけを切手盆で渡すとしても、家紋入り掛袱紗を掛けるだけで結納が見違え雰囲気が変わります。
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※切手盆用の掛袱紗は6号(20×22cm) |
風呂敷や切手盆セットも、鉄紺の家紋入りでとお考えなら以下のページから
掛袱紗は切手盆・広蓋と一緒に使用するものですが、ヘギ台に乗せた目録や受書に直接掛けてもOK 、掛袱紗は6号を使用。 |
ヘギ台に掛ける掛袱紗、6号と8号どちらにしようか迷ってます・・
結納金だけをヘギ台に乗せてお渡しする事もあるかと思います。掛袱紗6号(20×22cm)、8号(28×30cm)を実際に掛けてみました。 参考までにヘギ台のサイズは約24cm角
ゆったり一回り大きい掛袱紗がご希望ならば
■掛袱紗(塩瀬)定紋8号「鉄紺」並
■掛袱紗(塩瀬)定紋8号「鉄紺」重目
※8号(28×30cm)は本来は広蓋用
並生地で房を亀房にできますか? もちろん可能です。但し房の差額が3000円程、大きい10号サイズの場合房も大きくなりますので4000円程(ご希望の場合はその旨お伝え下さい、差額を計算してご連絡します) |
「松葉色」別誂えのイチオシ
menu > 掛袱紗(染)家紋入り濃い目の深く落ち着いた「松葉色」の家紋入り掛袱紗
写真は、掛袱紗(塩瀬)別誂6号「松葉」重目と切手盆(越前塗)8号
広蓋や切手盆にも家紋を入れ3点で使用すればより正式に |
「よもぎ」は明るいグリーン
menu > 掛袱紗(染)家紋入り「よもぎ」は松葉よりももう少し明るい緑。松葉がちょっと渋すぎるかなと言う方にお試し頂きたいお色です。掛袱紗は通常若干縦長ですが、写真は縦横を逆にして横長でお作りしています。別誂であればこういったことも可能です。
■掛袱紗(塩瀬)別誂6号「よもぎ」重目
「ローズ」は初々しいお色
menu > 掛袱紗(染)家紋入り掛袱紗(塩瀬)別誂6号「ローズ」重目
「ローズ」の切手盆セットへの家紋入れは、御祝い専用としてとても品が良い。お嫁入り道具として最適。切手盆・掛袱紗とお揃いの家紋入りで作っておきたい |
仏事用「銀鼠」の掛袱紗
menu > 掛袱紗(染)家紋入り「銀鼠」グレーの掛袱紗は弔事専用。
別誂6号・並
袷ふくさや手ふくさとペアで作られていかがでしょうか?
手ふくさ45cmと |
袷ふくさ「松葉」と |
銀房の仕様が変わりました。 「松葉房」(松葉の形) |
お布施を丁寧にお渡しするなら「家紋入りの掛袱紗」
プラチナ家紋入りの切手盆とセットで揃えておけば、お布施をお渡しするのにこれ以上丁寧な方法はないと言えます。写真の切手盆は小ぶりな7号ですが、掛袱紗と組み合わせるなら一回り大きい8号の切手盆が理想。また掛袱紗のお色を少し濃い目の「濃鼠」で染めるのがおすすめ。
切手盆(仏事用)プラチナ・掛袱紗・風呂敷に家紋を入れ、3点セットで揃えておくのもおすすめ。
単独でも出番の多い 包み風呂敷は、(縮緬)重目52cm家紋入りを組合せ |
古の「京紫」
menu > 掛袱紗(染)家紋入り「京紫」は数ある紫の中でも、古から京で使われてきた本来の紫。写真の風呂敷2.4巾(90cm)と掛ふくさ8号重目に組み合わせる広蓋は13号が最適。※特別色の為色見本にはございません。
よくある質問
切手盆の大きさは何号が最適?掛ふくさ6号に切手盆は越前塗、輪島塗とも8号・9号どちらでも適合します。
切手盆8号(17×24cm)と |
切手盆9号(19×27cm)と |
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写真は切手盆9号に掛けた場合ですが、一回り小ぶりな8号に掛けた場合は1cm程の空き |
掛袱紗8号(28×30cm)を合わせてもOKでしょうか?
一般的に切手盆に対しては大きすぎるのですが、一番大きい9号の切手盆であれば組み合わせも可能
写真の切手盆は9号(27×19cm) |
写真のように左右を内側に折り込みます。上下に関しては1.5cmずつはみ出る位で違和感がない。 ※和歌山などでは、切手盆に掛袱紗8号(28×30cm)を合わせるケースがあります。 |
別誂で5号というサイズに仕立ててお作りすることもできます。但し6号サイズの生地を利用し小さく仕立てることとなりますので、金額は6号サイズの金額と変わりません。
7号の切手盆にゆったり6号の掛袱紗でもOK
小さい7号の切手盆に5号の掛袱紗 |
家紋の大きさ比較 |
贈り物を差し上げる際に剥き出しの状態で渡すのではなく、ふくさを一枚掛けて、そこに結界(特別のVIP空間)を作る。 |
並生地と重目生地の違い
【並】
・平房
並生地は若干さらりと軽い風合いですが透けてしまう程薄い事はありませんし実際の用途に全く支障はありません。
・軽い手触り |
【重目】
・亀房
重目は厚手生地。重みがあるだけに手触りは重厚感があり、品物に掛けた時の感触や包み心地がしっかりとしています。
・重厚な手触り |
実際に重さを図り比べてみました。
掛ふくさ・塩瀬6号<並>約27g
掛ふくさ・塩瀬6号<重目>約40g
※条件による染料の差等でも変わりますが重目のほうが1.5倍近く重い
名入れだけも可能ですか?
もちろん可能です。ただし家紋を入れるのも、名入れだけでも真っ白な生地の状態から染めますので、掛かる費用は同じです。家紋もついでに入れておいた方がお得かも
染で両面家紋もできますか?
綴れの場合は表面が家紋、裏面が柄が一般的ですが。染の場合でも作ることは可能です。
こんな感じで過去に作らせて頂いたことがあります。通常の掛袱紗は一枚のキレで出来あがっていて、1方を曲げた後残り3方を縫製しますが、この場合それぞれ別々に染めた上、本来の縫製と全く違う方法で縫い合わせをします。完全な特注品です。但し単純に二枚作るのと同じ金額が掛かりますことご了承ください。
裏面 |
表面 |
生地は国産ですか?
もちろん日本国内産です。塩瀬、正絹100%のものになります。
別誂の場合、別途紋の型代が要りますか?
別誂の場合、基本的に別途型代が掛かるとお考えください。 切手盆、掛袱紗、袷ふくさ(各3000円程度)、定紋にあるような家紋を別誂えにした場合は型代は掛からないことが多いですが、いずれにしましても紋型代が必要かどうかは折り返しお知らせいたします。
染について
「掛袱紗」別染めならお好きなお色に染めることは可能ですが、一般に以下の色がよく使われています。古代紫 | 鉄紺 | エンジ | 銀鼠 | 赤 |
ローズ | 松葉 | 江戸紫 | 茶 | 赤紫 |
白生地の状態から、家紋や名入れ部分にのみ糊置きをし染まらないようにし、それ以外を染め上げる引染(ひきぞめ)と呼ばれる本来の染の方法です。
安価に家紋を入れる方法
"抜染"(ばつせん)は採用していません
※若い頃オキシドールで髪の色を抜いた経験のある方はよくわかると思います。
へんくつと思われるかもしれませんが、値段は少し高くても本当にお客様の為になる方法でのみ染めさせて頂きます。
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サイズについて
6号(20×22cm) | 切手盆8号又は9号用 |
8号(28×30cm) | 広蓋13号用 |
10号(35×38cm) | 広蓋15号用 |
家紋入れについて
以下の点についてお知らせください。正確な家紋名
家紋のお写真(お手元にあれば)
※ai(イラストレーター),pdf,jpeg,png等のデータでもOK
右だと思い込んでいたが、実は左三つ巴だった・・ | ||
右 | 左 |
家紋によっては葉脈の数が3本と4本の物があります。 |
別途型代は掛かりますが、元になる図案さえ頂けば、そこから熟練の職人が紋入れを致しますので基本大丈夫ですが、出来るだけ綺麗な図案を頂けると助かります。不鮮明な図案の場合非常に時間がかかってしまいます。
墓石などは、彫り物の特性上ざっくりアバウトな場合も多く、不鮮明なお写真をお預かりすることも多いのですが、まずは紋帳などと照らし合わせて可能な限り近いイメージの図案を作成してみます。ただ・・難しい場合もあるかもしれませんので、製作可能かどうかは家紋をご連絡の上一度お尋ね下さい。職人と相談の上ご返事させて頂きます。以下製作させて頂いた一例です。
「丸に三つ剣七つ星」切手盆セツト | 「三つ割片喰」掛袱紗と手ふくさ |
「右三つ巴丁子」掛袱紗 | 「唐団扇」掛袱紗と風呂敷 |
「丸に五瓜に五三の桐」掛袱紗&風呂敷 | 「丸に上り藤に一の字」掛袱紗 |
【定紋の場合の注意事項】
掛袱紗の家紋の大きさはどれくらいですか?
掛袱紗のサイズに応じた標準的な家紋の大きさは以下の通りです。ただし家紋によっては、例えば非常に線が細かく複雑な家紋の場合、綺麗に線を表現できる大きさまで家紋全体を拡大しないと描けない場合もありますので、図案をお預かりした時点で職人と打ち合わせ・調整をしてご連絡致します。
別誂えであれば例えば"家紋の大きさをを少し小さくしたり"といったことも可能です、但しこの場合定紋にあるような家紋でも型代が発生致します。
名入れについて
ご希望された場合のみ納期について
【定紋】約7日【別誂】約30日
但し様々な条件で、納期が前後します。
ご購入はこちらから
家紋名・色・ネームの有無等はカート内でお尋ねいたします。 【定紋表】
【定紋表】
家紋入りまでは仰々しくてという場合、刺繍寿のタイプを使ってみてください。
"くたっ"とした手触りが何とも言えない
実に柔らかな手触り。でも重目でしっかりとした生地のため、柔らかいのにどっしりとした手触りも合わせ持つ。
現在、お色は「紺」のみ
大変申し訳ございませんが、現在入荷待ちとなっています。
【お詫び】ローズ・藤は廃番です。
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在庫あり・即納
柔らかな手触りの縮緬、家紋入りでもできます。
渋い大人の"古代紫"
赤紫よりもぐっと深みのある「古代紫」もおすすめ。縮緬の上品な雰囲気を一層引き立てます。同じ縮緬生地の手ふくさもあります。
手ふくさ(風呂敷)
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家紋は白の染抜き、縮緬模様と白の染め抜きの家紋が幾重にも重なり、まるで美しいさざ波のように広がる
優雅な雰囲気の秘密は"赤紫"
紫の中でも赤紫は縮緬との相性が実にいい、優雅さという点では赤紫に軍配が上がる
最も一般的で無難なお色の鉄紺、品格も兼ね備えこれぞ袱紗と言えるお色。 |
3点セット(縮緬)
手ふくさ(風呂敷)
20日~30日
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ご要望・ご希望をお伺いしながら専門のスタッフがアドバイスさせて頂きます
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営業時間 AM9:00 ~ PM18:00(木曜休)
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※ご来店日時をご連絡頂けるとより確実です〒511-0086 三重県桑名市入江葭町68 営業時間 9:00 ~ 18:00(木曜休) |
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