手袱紗(てふくさ)とは何・・・ふくさの概要から
時代劇などで、商人が悪代官にきれいな布に包んだ小判を差し出すシーンを見かけるでしょ、この小風呂敷のような布のことを手袱紗(てふくさ)と言うのです。"てぶくさ"とも読みます。また帛紗とも書きます。覆いキレを正方形にしてお金を包むという習慣は江戸時代にできあがったのです。
日常生活の中で、どんな場合に小風呂敷やふくさなどを使うか考えてみると「ちょっとした御祝金を持参する」 |
ふくさの生地は細かい畝(ウネ)のある縮緬(ちりめん)がおすすめ |
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縮緬を“ちぢれめん”と読まれたお客様がありましたが何だかとってもおいしそう(笑) 「越後のちりめん問屋の」と言う黄門様のセリフ。あの“ちりめん”とはこのことだったんです。 |
使い終わった後畳んでしまえばポケットの中にでも入ってしまう | 台が付いていないので扱い方を少し練習しておいたほうがベター |
"ふくさ"の魅力って何ですか?
袱紗には様々な種類がありますが、中でも手ふくさは簡略で手軽に使える点が魅力。柔らかく手になじむ感触「手ふくさ」の素材は正絹ちりめん。手触りの良いラフなポロシャツをサッと羽織った時の気分に似てるかな。長く付き合っていける身近な友達のような存在ともいえるかも。
家紋はその家を象徴する大切なシンボルマーク。家紋入の風呂敷や袱紗は冠婚葬祭のあらゆるシーンで一目で相手にこちらの気持ちが伝わる最高に丁寧な演出
家紋と名入れをしたご自分専用の「ふくさ」それはいつまでも美しく輝く自分であり続けるため、自分の右腕としていつもそばにいてくれる名参謀のような存在。どうぞこの機会にひとつ、お側に置いてやってください。きっとワンランク上の自分に出会えることでしょう。ふくさをお嬢様の就職御祝いとして
menu > 手ふくさ(家紋入り)「赤」の袱紗をお嬢様の就職御祝いに大小2枚お作り頂きました。 |
御祝い事全般で、ちょっと差がつく小道具としてお嬢様を引き立ててくれる事と思います。
■重目生地・68cm巾
■重目生地・45cm巾
若干趣の違う「エンジ」のふくさ
写真左は「エンジ」。同じ赤系でも明るさがある赤よりも、ぐっと落ち着きがある。ちなみに右は定番の「古代紫」
袱紗は大切なビジネスシーンでの相棒
menu > 手ふくさ(家紋入り)弔事用としても | 白山紬と縮緬 |
■重目生地・45cm巾
素材の違う「白山紬」でとお考えなら以下のページから
オーソドックスな「鉄紺」の袱紗
menu > 手ふくさ(家紋入り) 「鉄紺」は写真映りが非常に難しい色。照明を当てないと暗いし当てると明るく写り過ぎてしまう。例えて言うなら"深みのある藍色"清潔感溢れるお色で悪くない。別誂場合、一緒に名入れをしても金額は変わらず。袱紗は弔事用としても | 縮緬と白山紬 |
生地の特性から裏地付の家紋入り 袷ふくさ(白山紬)に比べて手ふくさ(縮緬)の方が濃く染まります。
■「手ふくさ」重目生地・45cm巾
■「袷ふくさ」重目生地・57cm巾
(注意)写真の家紋「丸に梅鉢」は定紋ですが家紋と名入れをする場合別誂
手袱紗は縮緬、掛袱紗は塩瀬の生地を組み合わせても違和感がない生地の特性から若干の色の差異は出ますが、同じ時期に染めればほぼ同じ色に染まります。弔事用としてもOK |
「手ふくさ」vs「袷ふくさ」
どちらが良いかは好みが分かれる所ですが、どっしり重厚感があり凛とした佇いなら家紋入り 「袷ふくさ」も■右:「手ふくさ」(別誂)重目生地・45cm巾
■左:「袷ふくさ」(定紋)並生地・57cm巾
※袷ふくさ(通常の57cmを45cmに別仕立)
袱紗「古代紫」「鉄紺」おすすめの色は?
甲乙付けがたいですが袱紗は冠婚葬祭で使える 「古代紫」がおすすめ。別誂なので一緒に名入れをしても金額は変わりません。 |
おしゃれでカワイイあなたを演出
menu > 手ふくさ(家紋入り)
切手盆は7号 |
穏やかな色合い |
■並生地・45cm巾
お嫁入り道具としても最適な色の袱紗
大き目の風呂敷(白山紬)等とお揃いの家紋入りで作っておきたいローズの「手ふくさ」
■左:白山紬風呂敷105cm・並生地・別染「ローズ」
■右:縮緬手ふくさ45cm・並生地・別染「ローズ」
素材の違う「白山紬」の風呂敷を家紋入りでとお考えなら以下のページから
まろやかで優しい色合い「利休」のふくさ
menu > 手ふくさ(家紋入り)「利休」68cm重目
68㎝と45cm | 68㎝と45cm |
2巾(68cm)と中巾(45cm)の大小2枚の家紋入り風呂敷を冠婚葬祭で使い分けることができれば、できた嫁だと思われる事間違いなし。
お布施を包むふくさの色は銀鼠
menu > 手ふくさ(家紋入り)弔事の席で人とは違う、ちょっと差が付く仏事専用袱紗
お布施や香典を包む袱紗の色は「グレー系」など弔事にふさわしい色か、慶弔両用に使うことができる「紫」を使いましょう。
45cmと切手盆7号 |
弔事専用 |
■重目生地・45cm巾
■並生地・45cm巾
素材の違う「白山紬」袷ふくさタイプを家紋入りでとお考えなら以下のページから
仏事用の切手盆もご用意します
仏事専用に金ではなく 銀色(プラチナ)で家紋をお入れします。上品で妖艶な輝き
上品な銀色は「プラチナ」 |
掛袱紗・風呂敷などとセットで揃えたい
せっかくなら仏事用に、掛袱紗・風呂敷を銀鼠で統一して家紋入りで揃えておかれるのもおすすめ。切手盆のプラチナとの相性も良いです。 |
包み風呂敷は、白山紬ではなく手ふくさ(縮緬)家紋入りを組み合わせても良いかも |
手ふくさ(縮緬)52cm巾もいいかも
家紋入り 手袱紗は45cm巾が一般的ですがもう少し大きい52cm巾もゆったり包めておすすめ。 |
45cm巾のひと回り大きい52cm巾。確かにサイズだけを見れば微妙な差でほとんど変わらないように思われるかもしれません。写真は52cm巾の上に45cm巾の手ふくさを重ねてみた写真。結構違うでしょ?たかが7cmというなかれ。7cmの違いはかなり大きい。
■重目生地・52cm巾
※52cm巾は重目のみ
袱紗は慶弔両用は何色ですか?
menu > 手ふくさ(家紋入り) 古代紫はいわゆる「紫」落ち着いていて少しだけトーンを落とした優雅な色合い外では明るい色合い | 家紋が引き立ちます |
例えば家紋無しで名入れだけも可能。名入れ位置は家紋の対角線上の反対側にお入れしています。 |
お揃い生地の「掛袱紗」もあります 掛ふくさ |
生地によって色合いが違う
左:縮緬、右:白山紬 |
こちらは「古代紫」での比較、鉄紺よりも違いが分かりにくいが生地の特性から裏地付の袷ふくさ(白山紬)に比べて手ふくさ(縮緬)の方が濃く染まります。 |
■「手ふくさ」重目生地・45cm巾
■「袷ふくさ」重目生地・57cm巾
華やかさを加えた赤紫
menu > 手ふくさ(家紋入り)弔事用としても | 手ふくさ45cm
風呂敷105cm |
また風呂敷(白山紬)家紋入りは大き目の進物物まで包める105cmサイズ。お嫁入り道具としてもおすすめの組み合わせ。
■正絹縮緬・手ふくさ・重目生地・45cm巾
■正絹白山紬・風呂敷・重目生地・105cm巾
「古代紫」と「赤紫」
左が「古代紫」、右が「赤紫」単独では違いが分らないけど比べてみると一目瞭然。どちらも冠婚葬祭両用で使えるお色 |
清々しい「江戸紫」
menu > 手ふくさ(家紋入り)御祝い専用 | 古代紫と江戸紫 |
■並生地・45cm巾
実に優しい色合いの「藤色」
menu > 手ふくさ(家紋入り)慶弔両用 | 藤と銀鼠 |
■重目生地・45cm巾
よくある質問
慶弔で包み方が逆と聞いたのですが慶事は右開き、弔事仏事は左開きが基本です。こちらのブログで詳しく解説していますので参考にしてください。
裏地を付けることはできますか?
縮緬の手ふくさは通常一重でお作りしていますが、袷ふくさと同様の白の裏地を付け二重仕立てにすることも可能です。但し袷への仕立て代が別途4000円程かかります。
家紋が透けて妖艶な雰囲気 |
若干濃い目の紫がおすすめ |
名入れだけでも可能?
もちろん可能です。ただし家紋を入れるのも名入れだけするのも真っ白な生地の状態から染めますので、掛かる費用は同じです。家紋もついでに入れておいた方がお得かも
縮緬生地は国産ですか?
もちろん日本国内産です。
柔らかいのに芯がある 柔らかすぎるという意見が、ちりめんという生地に対してあるのも事実です。 |
縮緬の産地"丹後" 江戸時代より300年以上続く、ちりめんの産地丹後(京都府)産を使用しています。 |
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どんな用途でご利用されていますか?
- 退職の際お世話になった方へのお礼として
- 結婚の御祝いとして
- お嫁入りのお道具として
- 還暦の内祝いとして
- 古希の内祝いとして
- 喜寿の内祝いとして
- 米寿の内祝いとして
- 法事の引出物として・・etc
家紋の型代が要りますか?
別誂の場合、基本的に別途型代が掛かるとお考えください。切手盆、掛袱紗、袷ふくさ(各3000円程度)、定紋にあるような家紋を別誂えにした場合は型代は掛からないことが多いですが、いずれにしましても紋型代が必要かどうかは折り返しお知らせいたします。
小風呂敷と袱紗はどう違うの?
45~57cm程度の大きさの小風呂敷の事を「ふくさ」と呼びます。ですからこの程度の大きさのものは「風呂敷」と呼んでも「ふくさ」と呼んでもどちらでもOK。
並と重目の違いは?
標準的な厚さの並生地に対して 重目は厚手でしっかりした生地。
論より証拠、手ふくさ45cm巾で実際に図り比べてみました。<並>約35g <重目>約45g、なんと重目の手ふくさのほうが1.3倍近くも重く当然包み心地が違うはずです(条件による染料の差等でも変わります)
重目 | 並 |
重目の方の畝(波の大きさ)が大きくどっしりと重みがあるだけに、包んだ時の感触がとてもしっくりと来る感じがします。 |
染について
何色にでも染めることは可能ですが、一般に以下の色がよく使われています。古代紫 | 鉄紺 | エンジ | 銀鼠 | 赤 |
ローズ | 松葉 | 江戸紫 | 茶 | 赤紫 |
白生地の状態から、家紋や名入れの部分にのみ糊置きをし染まらないようにし、それ以外を染め上げる引染(ひきぞめ)と呼ばれる本来の染の方法です。
安価に家紋を入れる方法
"抜染"(ばつせん)は採用していません
※若い頃オキシドールで髪の色を抜いた経験のある方はよくわかると思います。
へんくつと思われるかもしれませんが、値段は少し高くても本当にお客様の為になる方法でのみ染めさせて頂きます。
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サイズについて
45cm/52cm/68cm/90cm ※68cm以上は本来は風呂敷に分類
【家紋の直径】 ・45cm巾・52cm巾=6cm程度 ・68cm巾=12~13cm程度 |
線を表現するために若干家紋の大きさを大きくする場合があります。
家紋入れについて
以下の点についてお知らせください。正確な家紋名
家紋のお写真(お手元にあれば)
※ai(イラストレーター),pdf,jpeg,png等のデータでもOK
右だと思い込んでいたが、実は左三つ巴だった・・ | ||
右 | 左 |
家紋が小さいのですが製作可能でしょうか?
例えば写真のように外輪が丸ではなく七宝のような形の場合、その中の橘の家紋は随分小さくなります。掛袱紗6号の場合の丸に橘と比べてみます。
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掛袱紗6号の家紋は約9cmで橘の部分は6.5cm程、対して七宝の場合、全体の直径が7.5cmに対して橘の部分はなんと2.1cm・・ |
納期について
約30日但し様々な条件で、納期が前後します。
・天候が不順な場合
・家紋が複雑な場合
・染・仕立工場の長期休暇と重なった場合等
ご購入はこちらから
家紋名・色・名入れの有無等はカート内でお尋ねいたします。
並生地 |
価格 | |
(k2305) 52cm巾・別誂 | ||
(k2307) 68cm巾・別誂 | ||
(k2319) 90cm巾・別誂 |
家紋入りまでは仰々しくて・・という場合、無地のタイプを使ってみてください。
無地の風呂敷は並生地を使用していますが、並生地とは思えないほどしっかりとした重み (重目に近い並生地)正直縮緬ほど奥の深いものはない。でもお客様が末永くお使い頂くものだからこそ素材にはしっかりとこだわり選定しているつもりです。丹後ちりめんの無地の風呂敷。家紋入りほどの重厚感はないけれど手軽に使えてとても使いまわしが効きます。
「68cmサイズ」の場合、金封を包む用途以外にも、小さな進物物や結納の目録・受書といったものまで包むことができます。但し余り大きな進物物は包めませんのでサイズをご確認下さい。
エンジ | 鉄紺 |
切手盆と一緒に使う | 紫 |
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「"紺"寄りの紫」です(※ごく僅か赤みをプラスしました)一口に紫と言っても様々、よくある紫は結構赤っぽく少し安っぽい・・男女年齢問わず末永くご愛用頂けるよう試行を重ね、特別に染め上げた他店にはない「上品な紫」です。
在庫あり・即納
無地ではちょっと味気ないが家紋入りまでは仰々しくて・・という場合、刺繍寿のタイプを使ってみてください。
品の良い金文字で寿と入った手ふくさ。家紋や名入れは不可能ですが60cm巾と多少ゆったりサイズ。
色は藤のみ※紺・ローズは廃番
藤色 | ローズ |
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在庫あり・即納
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営業時間 AM9:00 ~ PM18:00(木曜休)
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ショールームでもご覧頂けます。
※ご来店日時をご連絡頂けるとより確実です〒511-0086 三重県桑名市入江葭町68 営業時間 9:00 ~ 18:00(木曜休) |
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