節の秘密
命の絆

このような「節」ができるのは、白山紬の命とも言える玉繭を使っているから。

まるで青空にたなびくうろこ雲のように、紬地に浮かぶ波。 これこそ、本物の白山紬である証です「玉 繭」とは、偶然にも隣り合った二匹の蚕が手に手を取り合って作り上げた繭のこと。

糸が絡み合って不思議な副産物である「節」を生み出し、つるりとした表面では出せない絶妙の優雅さと素朴さを醸し出します

ご縁をつなぐ物を包む風呂敷は、単に物を運ぶ入れ物ではありません。 身体を包む洋服のようにその人の気持ちを表します。大切なもをお包みする平包の際にも、白山紬はとても収まりが良く、ずっしりとくる重量感が手元によくなじみます。

出逢うべくして出逢った奇跡の蚕を使った白山紬。ところどころに浮き立つ美しい「節」が、お二人の強い絆を約束いたします。

玉繭を使った白山紬は糸作りから織りまで工程をほとんど手作業で行っています。 その特徴は、打ち込みのしっかりした張りのある地風、紬織物と絹織物の両面を秘めた 織り味と光沢、玉繭独自の小節が浮き立つ表面の美しさなどが上げられます。 また別名「釘抜紬」とも呼ばれ釘が抜けるという表現ができるほどの 強さを持っています。
 

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